利便性、汎用性、経済性に優れ、身近にあふれる「プラスチック」。世界生産量は2019年に約4億6,000万トン(t)と1990年比3.5倍に達した※1。世界需要量は今後さらに拡大し、2050年には約9億8,000万tとなる見通しである※2。利用が爆発的に拡大したことで、水生環境下のプラスチックの蓄積量が積み上がり、深刻な海洋汚染を引き起こしている。2050年には2020年比38%増の約3億8,400万tに達すると推測される※3。
また現状では、世界の温室効果ガス排出量の3.4%※4がプラスチック起因だが、今後の生産量拡大により排出量増加が見込まれ、カーボンニュートラル(CN)化の要請が強まっている。
また現状では、世界の温室効果ガス排出量の3.4%※4がプラスチック起因だが、今後の生産量拡大により排出量増加が見込まれ、カーボンニュートラル(CN)化の要請が強まっている。