本コラムでは第2回に続き、文章生成AIの実用例として、マーケットデータを用いた市況概況の自動生成試行を紹介する。対象の文章は、マネックス証券が公開している実際のオリジナル市況概況※1であり、マネックス証券マーケット・アナリストの協力のもと共同で作成した。
※ 1:マネックス証券「市況概況の記事一覧」
https://media.monex.co.jp/category/gaikyo(閲覧日:2020年6月24日)
※ 2:天公システム
http://www.pkutech.co.jp/(閲覧日:2020年6月24日)
※ 3:当社ニュースリリース「数表から文章を自動作成するAI技術を北京大学と共同開発」(2019年5月27日)
※ 4:詳しくは前回のコラム参照
※ 5:詳しくは前回のコラム参照
※ 6:マネックス証券「市況概況東京市場まとめ」(2019年1月7日)
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※ 7:ただし、十分なデータ量があり米国市場の値動きと日本市場の値動きの関係が明確であれば、ほぼ定量情報と考えることもできる。その場合、自動生成できる可能性はあるといえる。
※ 8:「定量情報なのか定性情報なのかを判断するAI」を作ることも考えられるが、今回はデータ数が1,000に満たなかったため、手作業で削除した。
※ 9:文章生成AIがタグではなく数値を直接生成してしまった場合は、その数値が正しいかを慎重に確認しなくてはいけない。
※10:例えば“FRB”“日本銀行”といったワード(トピック)を保持する時事情報であれば、関連する時事情報の候補として出力する。当該時事情報が「どのように影響を持つか」までの判断はできないものの、「何らか影響しうる」という候補を出力することは可能である。