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CROSS TALK 01

若手社員座談会

「未知」を突き進んだ先に、
思いもよらないやりがいが待っている

三菱総研が担うコンサルティングの分野は幅広く、仕事内容もまた十人十色。
若手社員の入社理由、現在の仕事、イメージギャップにいたるまで、
それぞれの視点でざっくばらんに語ります。

社会へ実装するところまで幅広く携われる

『本日はよろしくお願いします。まずは三菱総研に入社した理由を教えてください』

志村私と入口さんは2022年入社で同期、髙田さんと平田さんは2023年入社の同期ですね。一つ下の方々とこうやってちゃんとお話しすることも少ないので、いろいろ話せたら嬉しいです。よろしくお願いします。

髙田はい、よろしくお願いします。では私から。大学院では「次世代のより良い初等中等教育の実現」などについて研究していました。教育政策や教員育成の仕組みなどに興味があったので、修了後は官公庁へ行きたいな、と。ただ、国家公務員試験は実施時期が遅いということもあり、興味本位で三菱総研のインターンシップに参加したところ、そこで働く“人”に惹かれてしまいました。

志村どんなところに魅力を?

髙田理知的で温厚なところですね。知的好奇心が旺盛で、話す内容も借り物の言葉ではなく、ちゃんと自分の意見を持っているように感じました。それでいて、とっつきにくさはなく、とても温厚で接しやすかった。ここでなら刺激と発見を日々感じながら成長できると思いました。

平田私も社員の方々と話す機会があって、職場の雰囲気や先輩たちの温かさに触れたことが入社を決める上での後押しになっています。私の場合はインターンではなく、コーポレート部門を志望している学生を対象にした座談会でした。

髙田最初からコーポレート部門志望だったの?

平田はい。といっても大学に入学した当初は教員志望だったので、学習塾で生徒や講師のサポートをするアルバイトをしていました。

髙田そうなんだ。ちなみに教員志望だったのに講師はやらなかったの?

平田正直に言うと、いきなり教えることに抵抗があって……。まずはサポートしながら学んでいきたいと思いました。2年目からはアルバイト研修の一部を担当しました。研修を通じて成長していく方々を見て、塾という組織の運営に貢献できていると実感できて嬉しかった。それがきっかけで、“縁の下の力持ち”的なポジションに私はやりがいを感じるんだと気付きました。だから、様々な分野のプロフェッショナルが集まる三菱総研を支える仕事は面白そうだと思ったんです。

入口私はインターンに参加したことがきっかけで、就職するなら三菱総研だと決めました。縁がなければ、院へ進もうかなと。インターンの内容は、自らAIモデルを作り、コンペティション形式で他の参加者たちと競うというもので、すごく楽しかったです。大学では現場に踏み込んで自ら手を動かす実学志向を大切にしていました。三菱総研はシンクタンクとしてアカデミックな側面も持ちつつ、現場に踏み込んで遂行する、そのバランスが理想的でした。

志村私は3つの軸で就職活動をしていました。一つは、やりたい仕事ができるか。大学から院にかけて、硝酸と電子を食べて窒素や水などを生み出す微生物を活用してエネルギーを生み出す研究をしていました。環境汚染物質である硝酸の削減に貢献しながら燃料電池を作ろうという夢のようなテーマです。残念ながら成果を出すことはできませんでしたが、社会に出てからもエネルギーや環境というテーマに関わりたいと考えていました。二つ目は転勤がないこと。三つ目は企業規模が大きく、経営の安定した会社だからこその働き方や給与、待遇面の充実でした。海外や地方への転勤があると生活基盤が崩れてしまう懸念があるし、待遇面はプライベートを充実できるかどうかに関わってくるので。

入口安直かもしれませんが、私も最初は規模の大きい会社が良いと思っていました。事業のスケールが大きい会社や事業領域が幅広い会社だからこそ、経験できることがいろいろあるのではと考えていました。

志村確かに、将来的なキャリアを考えた時にも、幅広く経験できることにはメリットがあるかもしれないね。

入口ところで規模の大きい会社にもいろいろあると思うけど、なんで三菱総研に?

志村『未来を問い続け、変革を先駆ける』という理念に共感したからかな。未知の知識を集めて新たな技術を生み出し、社会へ実装するところまで幅広く携わっている三菱総研なら、奥行きのある知見や経験が得られると思った。技術をひたすら研究していても、それを見つけ、ビジネスへつなげる人がいなければ意味がない。三菱総研ではその全てに関われると思いました。

自分らしい働き方を実現できる

『入社後のイメージギャップはありましたか?』

平田想像していた以上に先輩との距離感が近かったです。採用面接のときから、社員がこちらの緊張をほぐそうとしてくれるなど、温かい雰囲気や寄り添おうとしてくれる気持ちを感じていましたが、まさか本部長が気軽に声をかけてくれるほどフラットな環境だとは思っていませんでした。

髙田懇親会活動や自主勉強会など部署横断的なイベントが活発なところに、良い意味でギャップを感じました。私は教育政策に関心があるので、それに関連する会に参加しています。他にも外部から講師を招いての講義や、共通の趣味で集まる親睦会もあります。こういったイベントで生まれたつながりが業務に役立つことも少なくありません。

志村ギャップというほど大袈裟なものではありませんが、思っていたよりもハードワークでした。もちろん長時間ダラダラ仕事をするということではありません。業務時間中の密度が非常に高い。一方で働き方の自由度は高く、個々人の事情も勘案してもらえるし業務も面白いので、自分らしく働くことができています。

入口携わるプロジェクトの数が想像以上でした。5、6個のプロジェクトを同時進行することが当たり前なので、幅広い知見や経験を積むことができ、若手であっても活躍のチャンスが多いと思います。

どんな仕事も、これからの自分の糧になる

『担当している仕事とやりがいについて教えてください』

志村蓄電池やEV、風力、分散型エネルギーなど電力に関する最新技術のビジネスコンサルティングや海外の動向調査を行っています。例を挙げると、昨今では、電力会社が発電した電力を送電するという従来の一方向の電力供給網が、太陽光発電の普及などによって、加速度的に双方向なものへと移り変わっています。その中で電力会社や小売業者はどのように動くべきか。文献や事業者へのヒアリング、現地視察などを通じて情報を集め、分析して、報告書を作成しています。

入口現地視察はどんなところへ行くの?

志村ドイツやイギリス、アメリカといった先進国へ行くことが多いかな。日本の5年、10年先をいく国の法制度やビジネス事例、先端技術はとても参考になる。ただ、入社1年目の頃は専門用語がほとんど分からず苦労しました。超先端技術の到来について議論する会合で事務局を担当しましたが、その技術の幹となる知識が全くないため、まるで理解できなかった。

髙田分かります。私も科学技術・イノベーション政策に関わる国家プロジェクトの事務局や周辺調査を担当していますが、量子技術など最先端の技術分野を一から勉強しています。

平田髙田さんは教育政策に興味があると言っていたけれど、今の仕事のどういうところにやりがいを感じているの?

髙田確かに、今の仕事のテーマは本来の興味関心からは少し離れたものになっています。でも政策がどのように決まり社会へ実装されていくのか、その仕組みの一端を知ることができるのは面白いです。それに三菱総研は異なる分野のシナジーが強み。どんな業務であっても自分の成長に直結していると実感しています。また、先端技術を社会実装するためには人材育成が欠かせないので、ここで得た知見を教育分野へ生かすこともできると思っています。

志村未知の知識が少しずつ増えていき、ある日それらがつながったとき、「こんな意味だったのか!」と思いもよらない発見があります。三菱総研は最先端のテーマを扱っているので、多種多様な社会課題を踏まえた議論に触れることができます。そのことの意義も知識が増えるにつれて分かってくるので、どんどん仕事が面白くなってきています。

平田私は総務として、取締役会や株主総会などの運営や、株式や文書の管理など、幅広く取り組んでいます。まだまだ分からないことも多く、先輩にアドバイスをもらいながら動いている状態ですが、自分が携わっている業務が誰かの役に立てているという実感が得やすい仕事だと思います。どんなに些細な業務でも一つひとつ正確に行うことが、社員の方々をサポートすることにつながっていく。そう思うと、自分の仕事の責任とやりがいを感じられます。

入口私は地方銀行をお客様として、サービス企画・開発から営業、導入、改善にいたるまで、一貫して携わっています。具体的には、複数のお客様からデータを預かり分析することで、お客様それぞれの意思決定を支援するツールを扱っています。正直、最初は「シンクタンクってこんなことまでやるの?」と驚く部分もありました。でも自分でモノを作り、その有用性を伝え、導入まで経験できるのはかなり楽しいです。金融業界は新技術の導入が世間の潮流から遅れています。そのため業界のDX向上に貢献できているという実感も得られますね。

三菱総研だからこそ培える知見を武器にして

『最後に今後挑戦したいことを教えてください』

平田総務の仕事は企業を支えるために不可欠な仕事であるため、斬新さよりも着実性が求められる側面が強いです。一方で単に同じことを繰り返していては会社は発展しません。だからこそ私は「独自の価値を生み出せる仕事」を追求していきたいと思っています。また、入社から一貫して総務に携わる私の視点は、専門分野でキャリアを重ねてきた方と一味違ったものになると考えています。他部署へ異動したとき、総務部で培った知見や独自の視点を生かして「自分らしい価値」を生み出していきたいですね。

入口自分たちでモノを作って売るという仕組みを、プロジェクトマネージャーの立場で実践できるようになりたいです。実際にお客様のデータを扱って意思決定に携われているのは、三菱総研の中でも貴重な経験だと思います。ここで得た知見を他部署へ展開していければとも思っています。

髙田社会を形作るのは“人”です。教育という分野を追求し、人材の質を高めることができれば、社会の持続性を高めることにつながると思っています。そこに何らかの形で貢献できる人間になりたいです。

志村私は海外動向に詳しい、電力技術の専門的コンサルタントになりたいです。そのためにも、チャンスがあればローテーションプログラムを活用して三菱総研から離れ、海外で技術を学びたいとも思っています。

平田今日はありがとうございました。皆さんとこうやってお話できてよかったです。

入口それぞれ仕事が違うからこそ、いろいろ発見がありましたね。

髙田これからもたまにこうやって話せたら嬉しいです。

志村いずれは皆の専門性を掛け合わせて、大きなプロジェクトに一緒に取り組めたらいいですね。

発見の積み重ねが、より良い未来につながる 今回登場した若手社員4人が言うように、三菱総研には実に幅広いコンサルティング分野、多岐にわたる仕事があります。全く知識のない分野、入社当初思い描いていなかった仕事に取り組むこともあるでしょう。それでも一心になって取り組むことで、偶発的な仕事との出会いを通じて思いもよらない発見があります。その発見が、やがてそれぞれが持つ専門性や個性と交わることで、今までにない価値が生まれ、より良い未来が創り出される──。私たち三菱総研はそう信じています。(人事部 採用担当)

社員の所属部署等は取材当時のものです