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CROSS TALK 01

若手社員座談会

好奇心から生まれる、
未来への挑戦

なぜ三菱総研への入社を決意し、現在どんな仕事に取り組んでいて、将来どんなことに挑戦したいのか。
若手社員4人がざっくばらんに語ります。

それぞれの分野で社会に貢献したい

『本日はよろしくお願いします。まずは三菱総研に入社した理由を教えてください。』

佐藤よろしくお願いします。三菱総研に興味を持ったきっかけはインターンシップです。実際に進行しているプロジェクトに加わり、実業務の一部を体験しました。具体的な仕事内容や職場の雰囲気を肌で感じ、自分が働く姿をイメージできました。

田中同じくインターンシップがきっかけです。就職活動では業界問わずさまざまな会社を見ていました。その中で食指が動いたのは、社会にインパクトを与える仕事ができる会社や知的好奇心が刺激される会社です。三菱総研のインターンシップで携わった原子力発電所の廃炉に関するプロジェクトは、インパクトや知的好奇心はもちろん「社会貢献」という点でも興味深いものでした。

「社会貢献」は私にとっても大きな軸でした。私は大学院で「農村タオバオ」について研究しました。農村タオバオとはアリババが行っている事業で、ネット普及率が低い中国農村部にEC機能を備えた物流拠点を設置して、都市部まで行くことなく買い物が可能なインフラを構築するというもの。中国雲南省に1カ月間滞在して現地調査したこともあります。このテーマを選んだ理由は、先端技術がもたらす社会の変化が、後進地域の生活にどう貢献するのかを知りたかったからです。就職先を選ぶ際にも、社会貢献というキーワードは外せませんでした。

田中なるほど。そうなると事業会社に就職するという選択肢もあったんじゃないでしょうか。

事業会社も選択肢の一つでしたが、一番重要視したのは貢献できる領域の範囲です。三菱総研は公的機関から民間企業まで、多種多様なプロジェクトに携わることができます。事業や専門性といった枠を越えて、さまざまなアプローチで社会に貢献するチャンスがありそうだと感じました。

佐藤私の場合は、社会実装を見据えて研究に取り組める点が魅力的でした。大学院では国際宇宙ステーションに観測装置を設置してガンマ線を観測し、天体現象を解明しました。未知なるものを探究していくことは面白かったです。しかし、就職を意識するようになると解明して終わりではなく、その研究成果によって実社会に価値を残したいと考えるようになりました。インターンシップに参加した際に携わったのは原子力関連のプロジェクトです。基礎研究に近い分野からスタートして社会への実装を目指しました。常にアウトプットを意識して研究に取り組める環境があると感じ、入社を志望しました。

金森私は大学院でタンパク質や薬剤の作用機序などに関する研究をしていたので、医療や医薬に関与できる会社を視野に入れて就職活動を進めました。また医療・医薬のみならず、製薬業界へのIT導入に対しても関心がありました。三菱総研はIT×ヘルスケア分野に強いシンクタンクです。そのため製薬業界と三菱総研、どちらの道を選ぼうか非常に悩みました。

どうして三菱総研を選んだんですか?

金森「自分はどんな仕事にやりがいを感じられるのだろう」と考えたとき、三菱総研が一番しっくりきました。学生時代、塾で受験アドバイザーのアルバイトをしていたのですが、自分のアドバイスで受験生が志望校に合格できるとすごく嬉しかった。自分の知識やノウハウを活用して人が成果をあげられるよう支援する。それはコンサルタントという仕事につながっているのではないか、と。それに佐藤さんも言っていたように、三菱総研はアカデミアに近しいプロジェクトも多く手がけています。ここでなら学生時代に培った知識を生かせるし、好奇心も満たされると思いました。

佐藤皆それぞれに「社会や人々に貢献したい」という強い思いがあるようですね。私自身も改めて考えてみると、同じような気持ちを持って入社していたことに気づかされました。さらに共通しているのは「自分の知らないことを知りたい」という知的好奇心かな。今思えば、三菱総研には好奇心旺盛な人が多いような気がします。

思っていたより“フランク”でした

『入社後のイメージギャップはありましたか?』

田中入社早々、新型コロナウイルス感染症拡大の影響でリモート勤務になったので、正直思い描いていた社会人とは違いましたね(笑)。でも、先輩が毎日オンラインで雑談の時間を設けてくださるなど、社員同士のつながりを大事にする社風は常日頃感じています。

佐藤シンクタンクと聞くと、正直「お堅い人」が多いのかなと思っていました。でも入社してみると、年次や部門問わずフランクに話せる人が多かった。仕事でもプロジェクトチーム内での情報共有が徹底されていて、密にコミュニケーションを取ることが習慣化しているのは良いギャップでしたね。

若手が早く成長できる環境だと実感しました。当たり前かもしれませんが、学生時代ののんびりとした雰囲気とは全く異なり、それが大きなギャップでした。国内・海外の技術知見は日進月歩で進化しており、特に1、2年目の頃は自分自身の中で知見を積み重ねている途上です。限られた時間の中で最大限の成果を出せるよう工夫しなければならないと感じています。

金森思っていた以上にバラエティに富んだプロジェクトに取り組める点が、良い意味でギャップでした。ただ、現状はリソースが十分とは言えません。結果的に社員一人ひとりの業務量が増えてしまう。孫さんの言ったように効率的に仕事を進めることも意識する必要がありますね。この仕事が好きなので忙しいことは辛くはないですが、一方で「やりたいことはたくさんあるのに携われない」というジレンマが生まれ、歯がゆいです。さまざまな方面から三菱総研が求められている証拠でもあるので、嬉しいことなのですけどね。

視野を広げて、物事を捉える

『担当している仕事とやりがいについて教えてください。』

田中私が所属している政策・経済センターは、国内外の経済・社会の潮流を俯瞰し、経済的知見をベースに分析・研究を加えてレポートにまとめ、発信しています。その中で私は米国経済を担当しています。2020年に入社したので、コロナ禍やアメリカ大統領選など、歴史的変化がどう社会や経済に影響を与えるのかを考えながらレポートをまとめることにやりがいを感じています。

特に印象に残っていることは何ですか?

田中入社後半年くらい経った頃、あるレポートの作成を任されたのですが、その締め切り日の直前がアメリカ大統領選の投票日でした。バイデン氏が圧勝するシナリオやトランプ氏が勝つシナリオ、法廷闘争に持ち込まれて結果が先延ばしになるシナリオなど、結果によって米国経済に与える影響が大きく変わるので、複数パターンの原稿を書きました。社会全体の動きを俯瞰しながら、先入観のないフラットな視点で現象を見極める大切さを学ぶことができました。

佐藤私は主に原子力技術分野の調査・研究を担当しています。例えば、原子炉の安全性向上に向けた解析業務や廃炉に関する研究開発のマネジメントなどを行っています。偶然にも現在担当しているのは、インターンシップのときに関わったプロジェクトです。当時は序盤のフェーズでしたが、現在は社会実装という終盤のフェーズまできています。プロジェクトが立ち上がってから、そろそろ8年が経ちます。時間の重さ、マネジメントの難しさをひしひしと感じる毎日です。基礎研究から社会実装までのプロセスを一通り経験できたことは、今後のキャリアに必ずプラスになると思っています。

私はモビリティやスマートシティという新しいビジネスやイノベーションが期待されている分野を対象に、お客様である民間企業の課題解決や新規事業の戦略策定などを支援しています。MaaSをはじめ電気自動車(EV)の普及戦略策定、分散型電源に関する海外動向調査など、世界の動向を視野に入れつつ、お客様のニーズに応じて情報を整理・分析していく過程は、常に新しいものに触れられるので刺激的です。

佐藤モビリティやスマートシティ分野は、業界的にも技術的にも幅広いから身につけるべき知識も多そうですね。

そうですね。一つのテーマの深掘りも必要ですが、業界やテーマ、技術などさまざまな観点から考える視野の広さも欠かせません。この二つの両立は難しいですが、そこが面白さでもあります。最近では目の前のお客様に満足してもらう喜びも知りました。学生時代から大切にしている社会貢献という軸は変わっていませんが、お客様の期待に応えていくこともまたモチベーションにつながっています。

金森私は現在、統計や介護関係等の公的なシステム開発・改修支援などを担当しています。自分の携わったシステムがより良い社会の実現に寄与していることを思うと嬉しいですね。

思い描く未来は十人十色

『最後に今後挑戦したいことを教えてください。』

金森今はシステム開発寄りの業務が多いため、今後はアカデミアに近しいポジションも経験したいと思っています。また介護も含めた医療全体に対して、システム構築という面だけでなく政策策定など上流の部分にも関わりたいです。そのために今は基礎をしっかり築いていきたいと考えています。

田中独自の視点で分析したオリジナリティのあるレポートを書けるようになり、一人でも多くの読者に面白いと感じてもらいたいです。そして最終的には政策にも影響を及ぼすような提言ができるようになりたいと思っています。

DXを実現するには、デジタル技術を活用してビジネス、さらに社会を変革する必要があり、近年ではその重要性が増しています。今後は国内外問わずデジタル技術を活用した経営課題や社会課題の解決事例に精通し、デジタル戦略分野の専門家になりたいと思っています。そして企業や公的機関の支援を通じて社会に貢献していきたいです。

佐藤日本人の原子力に対するイメージは、まだネガティブな側面が強いように感じます。しかしながら、原子力は安全性を十分に確保した上で活用できれば、さまざまな社会課題を解決できるとても優れた技術になり得ると思っています。今後は宇宙ビジネスにおける原子力技術の活用など明るい話題を提供していき、少しでもイメージを変えていければと思っています。

金森今日はありがとうございました。皆さんとお話しできてよかったです。想像以上に盛り上がりましたね。

田中まさかこんなに深いところまでお話しするとは思いませんでした。

でも、こうやってときどき他の社員の仕事や考え方を聞けると、モチベーションが上がりますね。

佐藤また集まりましょう! 今後はもっと多くの社員を誘って。

金森・孫・田中ぜひぜひ。

“面白い”の先に、醍醐味があります 三菱総研は多様なバックグラウンドを持つ人財が集い、それぞれの強みを生かして活躍している会社です。ここで登場した若手社員4人も、学生時代に学んだことや入社後の仕事内容は異なります。しかし、話題に上ったように、この4人には共通しているものがあります。それは知的好奇心を生かし、社会貢献を目指しているということ。そうしたマインドがあるからこそ仕事に前向きに取り組めるのです。三菱総研で経験するさまざまな出来事に前向きに取り組み、社会変革を先駆ける──。そんなゆるぎない決意を持つ人財とともに、より良い三菱総研をつくっていきたいと思っています。(人事部 採用担当)

社員の所属部署等は取材当時のものです