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未来が、今よりもっと
安全であるために

PERSON 04

冨士岡 加純

KASUMI FUJIOKA

セーフティ&インダストリー本部 リスクマネジメントグループ

Career Path

現在の仕事内容について教えて下さい。

防災・安全に関するコンサルティング

入社以来、「防災」や「安全」の分野に携わっています。官公庁における事故発生を防ぐための規制に関する検討の支援や、社会に必要な防災や安全について産官学民金のさまざまな方たちとの議論、いざというときが来ないように、あるいは来たときに乗り切れるように、防災や安全についての調査研究・コンサルティングなどを担っています。

昨今、防災や安全の取り組みは、レジリエンスやリスクマネジメントといった言葉で認識されつつあります。つまり、マイナスをゼロにするだけではなく、リスクを乗り越え、より良くあり続けるための活動です。私は防災・安全の専門家として、この分野を切り口により良い社会や産業を作るべく、社内外のさまざまな分野や関係者と議論しながら、調査研究、新事業検討支援などを行っています。

どのようなところに仕事のやりがいや難しさを感じますか。

困難を乗り越えた先の社会

三菱総研の至上命題は「社会課題の解決」です。でも、社会課題そのものは認識されていても、なかなか着手されていないものが多くあります。防災分野で例を挙げるなら、被災したときのために食料の備蓄はすべきと思っていても、後回しになっている人がたくさんいると思います。それは個人のみならず、さまざまなスケールの組織でも同様のことだと仕事をする中で感じます。

防災や安全が大事であることは自明ですが、個人なら目の前の生活、企業なら目の前の事業に着手することが優先されるのは自然なことです。その自然な日々の営みに、いかに防災や安全の概念を導入するか、防災や安全への取り組みそのものが価値を生むものにできるのか。あるべき姿を語るだけではなく、社会課題解決を実現することの難しさを日々痛感しますが、困難を乗り越えた先の社会を思えば、それは同時にやりがいでもあります。

三菱総合研究所に入社を決めた理由は何ですか。

社会と向き合い、課題解決を導く

修士課程では原子力工学を専攻していました。研究活動の中で関連する企業の方や研究者の方と話し、非常に有用な技術が開発されても実装に至らない現状を知りました。規制やコスト、周辺住民の方々の意向などの要因によって、産業や社会をより良くするはずの技術でも、実装までには乗り越えなければならない壁が多くあるのです。

そうした経験を通じ、新たな技術を開発することと同じくらい、社会の課題を解決し新たな価値を生む技術や研究が適切に評価され、社会に実装されることは重要だと考えるようになりました。そして、社会に向き合いながら技術や最新の研究の導入について考え、取り組むことができる三菱総研の事業、そして理念に共感し、入社を決めました。

三菱総合研究所の企業価値を、どのような点で感じますか。

「総合力」が価値になる

三菱総研の企業価値の最たるところを一言で表すと「総合力」だと思います。当社には社会のあらゆる分野に精通した専門家が在籍し、何か不明なことがあればすぐ相談できる環境があります。日々の業務で関わる主体も、官公庁・民間企業・学術機関など多岐にわたります。お客様にとって必要な情報や取り組みについて、さまざまな分野の知見や、主体の協力を動員して考え、提供する「総合力」こそが三菱総研を三菱総研たらしめる最大の特徴であり、企業価値ではないかと思います。

防災ビジネスの検討をする際は、日頃から企業向けのコンサルティングを行っている部署。インフラの防災を検討する際は、インフラ分野の部署。そうやって柔軟に社内で連携することで、当社ならではの価値が提供できていると日々の業務の中で実感しています。

今後どのような仕事に挑戦したいですか。

悲しむ人を、減らしたい

これまでは、あくまで裏方として調査研究や検討の支援を行ってきました。今後は三菱総研が自分たちの名前で防災や安全を牽引していく取り組みを創出したいと思っています。大きな災害、デジタル化の進展、社会構造の複雑化など、日々社会はさまざまなリスクにさらされています。常に変わり続けるリスクに対する完璧な処方箋はありません。これからはその対応方法を考えるだけではなく実行していきたいと考えています。

本当に危機に陥ってからでは遅いので、今この瞬間から防災や安全に取り組むべきと思います。言うは易しですが、本気で皆で取り組むことができれば、悲しむ人はきっとたくさん減ります。これからも社会と技術に向き合いながら、防災や安全を実現していきたいです。

仕事での主な1日の流れを、具体的に教えて下さい。

One day Schedule

Off Scene

趣味/オフの過ごし方を教えて下さい。

基本的に外に出かけます。近場がほとんどですが、旅行も好きなので会社の制度を利用してワーケーションも何度か実施しています。遠方に住んでいる友人の元を訪ね、仕事の後に会ったり、山深い場所で仕事をして、終わったらすぐ温泉に入ったり、仕事を含めた生活を自分で設計して過ごせるのはありがたいです。

社員の所属部署等は取材当時のものです