岡﨑 一真
公共コンサルティング本部
キャリア入社
Career Path
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工学部機械航空工学科 卒業
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工学府航空宇宙工学 修了
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日系航空会社 入社(2020年 退職)
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三菱総研 入社/公共DX本部に配属
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公共コンサルティング本部
現在の仕事内容について教えて下さい。
「海外」をテーマに、官民問わず支援を行う
私の所属する公共コンサルティング本部の海外・貿易物流DX戦略グループは、「貿易物流チーム」と「海外チーム」に分かれています。私は海外チームのリーダーとして、DXの観点から官公庁のICTインフラ輸出支援や海外調査、民間企業の海外展開支援を行っています。三菱総研がこれまで築いてきた海外のネットワークを活用しながら実際に海外を訪問することもあり、机上調査では得られない生の声を聴取したり、現場を目で見たりしながら、主にASEAN地域を対象に調査や技術展開支援を行っています。
どのようなところに仕事のやりがいや難しさを感じますか。
言語や文化の壁を乗り越え、信頼関係を築いていく
お客様となるのは国内の官公庁や民間企業ですが、調査の一環としてインタビューを行う相手は海外の政府関係者や日系企業の現地法人の方が多いです。言語の壁はもちろんのこと、異なる文化的背景を持った方々といかに良好な関係性を築くか──。それが仕事の難しさであり、そこがまたやりがいでもあると思っています。
今やAIが進歩しており翻訳機能は優れていますが、やはり自分の声で誠実に問いかけることでしか得られない相手の深い想いや洞察があることを実感しています。また、その根底には信頼性と心理的安全性が必要です。限られた時間の中で相手と信頼関係を構築し、海外の関係者と濃密な議論ができた時はやりがいを感じます。実際にアジア某国の関係者からは、業務後に行われるパーティーやスポーツイベントにも声を掛けてもらえるほど仲を深めることができ、自分の自信につながりました。
三菱総合研究所に入社を決めた理由は何ですか。
未来を考え、創る仕事
主に2つの理由があります。1つ目は自分の専門性の幅を広げたいという思いからです。前職では航空会社で整備に携わり、自分の専門性を深めていける環境に満足していました。しかし、いつしか専門性を深めるだけでなく幅を広げていきたいという思いが強くなりました。転職活動を行う中で、三菱総研には多岐にわたる業界のプロフェッショナルが多く在籍しており、様々な分野に横断的に触れて専門性の幅を広げられる可能性を感じました。
2つ目は、「未来を考え、創る」という仕事にワクワクできたからです。三菱総研では目の前にある社会課題を解決することはもちろん、1年後、5年後、10年後、50年後といった長いスパンでの未来に思いを馳せて仕事ができます。VUCA時代だからこそ、目指すべき未来を考えて創造する仕事に魅力を感じ、入社を決意しました。
三菱総合研究所の企業価値を、どのような点で感じますか。
知見の集約によるシナジーの発揮
業界横断的な集合知が存在することが大きな企業価値だと思います。例えば業務を進める中で、Aという業界での事例とBという業界の事例を比較検討したい際に、Aの専門家もBの専門家も社内にいるので深いレベルでの情報収集ができます。実際に部署横断でのプロジェクトも多いです。私自身何度も参画したことがありますが、これまで全く知らなかった領域の知見を吸収しながら、業界横断的な知見の集約によるシナジーの発揮を目の当たりにしてきました。より実業務に近い生の声や非公表の情報も含めて、社内にあらゆる業界の知見が蓄積されていることは三菱総研の企業価値の一つだと感じます。
今後どのような仕事に挑戦したいですか。
発展途上国における社会課題を解決したい
優れた日本企業の技術を海外、特に発展途上国に導入して、当地の社会課題を解決する仕事に挑戦したいです。「三菱総合研究所」という社名だけを見れば、政策提言や調査研究が主だとイメージされる方が多いかもしれません。しかし、実際にはアイデアや解決策を形にする「実装」というフェーズにも注力しています。
私もまた、発展途上国に山積する社会課題の解決に向けて、調査をはじめ解決策の考案、その実行・実装まで一貫した課題解決に取り組みたいと考えています。そのためには、ただ頭で考えて未来を描くだけでなく、現地の方々と膝を突き合わせて議論し、汗をかいて動き回ることが重要だと思っています。そして、描いた未来を自分の手で形にして、目の前の社会課題を解決することで、三菱総研のビジョンでもある「未来を問い続け、変革を先駆ける」を体現したいと考えています。
仕事での主な1日の流れを、具体的に教えて下さい。
- 移住制度を利用して首都圏外に住んでいるため、在宅勤務が中心です。朝は、日課であるオンライン英会話を行った後、始業します。その日の予定を確認してタスクの整理を行い、一日の流れをイメージします。
- 資料作成やチームミーティングを行います。メンバーがリモートで働いていることが多いため、連絡はなるべく早く返したり、確認事項が発生した際はクイックにオンラインミーティングを開催したりと、対面で仕事をしている時と変わらない環境となるよう心がけています。
- 在宅勤務の日は、自分でランチを作ります。出社の日は、同僚と会社の近くのお店に食べに行くことが多いです。食後のコーヒーは欠かせません。
- 海外の関係者やお客様と打ち合わせを行います。時差の都合上、アジアの国の方々とはお昼~夕方にかけてセットされることが多いです。
- 夕方からは自分のタスクに取り組みます。場合によっては先に夕食を取ることもありますが、できるだけメリハリをつけて働くよう意識しています。
Off Scene
趣味/オフの過ごし方を教えて下さい。
趣味は野球観戦、観葉植物、直火式エスプレッソ、ゴルフなどです。また趣味とは言えませんが、海外出張の際は現地の食事を取ることが楽しみの一つです。三菱総研はハノイとドバイに拠点があるので、現地の美味しいお店をたくさん教えてもらえます。特に海外では、なるべく現地のものを食べるようにして、その土地に馴染めるよう頑張っています。