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まだ見ぬ未来のために、 いま、私たちは何ができるか
PERSON 01

森重 彰浩

AKIHIRO MORISHIGE

シンクタンク部門 政策・経済センター

Career Path

現在の仕事内容について教えて下さい。

経済の未来を先読みし、発信していく

私の所属する政策・経済センターは、名前の通り、政策提言や経済分析を主に行う部署です。人数はそれほど多くはありませんが、エネルギー、ヘルスケア、人材、食農など三菱総研が重視する分野のエキスパートがぎゅっと集まっており、非常に学びの多い組織です。その中で私は経済分析を担当するチームの取りまとめを担っています。

私のチームでは三菱総研の看板コンテンツの一つである「世界・日本経済の展望」を四半期ごとに作成しているほか、寄稿や講演など外部発信、社内連携にも力を入れています。経済の先読みがますます難しくなる現代において、過去の経験も生かしながら三菱総研の発信をリードしていくとともに、若手中心の個性豊かなメンバーが社内外で輝ける環境を整えることも重要な役割です。

どのようなところに仕事のやりがいや難しさを感じますか。

「未知」の数だけ、知見が広がる

これまでの20年近くの経験を振り返ると、その時点の自分では答えを持ち合わせていない課題や問いに直面し、がむしゃらに取り組んだときに成長を実感してきたように思います。経済は、時に予想だにしなかったことが起こります。私の社会人人生の中でも、世界金融危機、東日本大震災、トランプ政権誕生、COVID-19、ロシアのウクライナ侵攻などを経験しました。危機がむしろ「平時」なのではないかと最近では思うほどです。

危機が起こるたびに、私たちはそれが経済にどう影響するかを考え発信してきましたが、経済に関する知識だけでは到底解を出せず、その都度国際情勢をはじめ知見を広げてきました。幸か不幸か、現代は複雑かつ不確実な時代です。ある意味で仕事のやりがい、そして成長には事欠かないと思っています。

三菱総合研究所に入社を決めた理由は何ですか。

人材の厚みを生かした「総合力」

就職活動では、経済分析の仕事がしたいという漠然とした思いで幅広く会社を見ていました。その中で、民間の立場で経済見通しや政策提言を行うシンクタンクという会社に興味を持ちました。民間シンクタンクにはそれぞれ強みがありますが、三菱総研の「総合力を生かした政策提言力・課題解決力」に惹かれて入社を決めました。

その強みは入社後も実感しています。三菱総研は多様な専門性を持つ人材が集まっており、かつ近年は社内での部署横断のナレッジシェアや連携を促す仕掛けも増えています。私も、東日本大震災やCOVID-19の際には、科学技術系の部署と共同で分析・提言を行い、他社とは異なるユニークなレポートを発信することができました。人材の厚みを生かした「総合力」を、日頃からひしひしと感じています。

三菱総合研究所の企業価値を、どのような点で感じますか。

多様な視点と時間軸で解決策を提示できる

分野の「掛け算」、視点と時間軸の「多様性」が強みではないでしょうか。社会課題が複雑化する中で、特定分野の知見だけでは解決できない課題が増えています。例えば、AI(人工知能)による生産性上昇を最大化するためには、AI浸透で生まれる労働需給のミスマッチの問題を避けて通れず、人材リスキリングとセットでの提言が必要になります。

AIは膨大な電力を消費しますが、それと脱炭素化をどう両立するかも、分野横断的な解決策が求められます。こうした複雑な社会課題について、三菱総研がつながりのある多様なステークホルダーの視点で、現在・5年後・10年後と多様な時間軸で解決策を提示できることが強みと感じています。

今後どのような仕事に挑戦したいですか。

2100年の未来をより良くするために

私の子どもは2010年代後半生まれですので、2100年まで生きる可能性は十分にあります。私たちが中長期予測のターゲットとしているのは、せいぜい20〜30年先であり、それでも不確実性が非常に高いです。ましてや2100年がどんな世界になり、老後を迎えた子どもたちがどのような生活を送っているのか、想像もつきません。

それでも「未来を問い続け、変革を先駆ける」を標榜する三菱総研の一員として、想像の及ぶ20〜30年先を展望し、バックキャストでのアクションを提言していく──。これを繰り返すことが、2100年の未来をより良くすることにつながると信じています。その一翼を担う仕事に挑戦していきたいものです。

仕事での主な1日の流れを、具体的に教えて下さい。

One day Schedule

Off Scene

趣味/オフの過ごし方を教えて下さい。

まだ子どもが一緒に遊んでくれる年齢なので、公園で遊んだり、電車や車で近郊に出かけたりすることが多いです。椅子に座っていることが多い業務日と違って、休みの日は一日中外で動いており、一日が終わると子どもと一緒に寝落ちしてしまうことも多く……。趣味は、社会人になってから始めたサッカーです。体力維持も兼ねて社会人チームで月に2回程度、フルコートで試合しています。チーム最年長になりつつありますが、まだまだ上手くなる気がしています。

社員の所属部署等は取材当時のものです