前職はメーカーに勤務し、お客様の課題に応じた製品やサービスの企画提案を行っていました。やりがいを感じる仕事でしたが、より本質的な企業の課題解決に携わりたいという思いから三菱総研への転職を決めました。

前職でもコンサルティング業界の方と一緒に働く機会があり、業務のイメージがついていたので転職にあたっての不安はそれほどありませんでした。コンサルタントというと自分にも他人にも厳しい方が多い印象がありましたが、三菱総研は親切な方が多くて良い意味で期待を裏切られました。

現在、2歳の双子を育てながら働いています。子どもの病気など不測の事態がつきものですし、管理職になってからは急な依頼やトラブルなど突発的な対応も増えました。仕事と育児の両立には悪戦苦闘していますが、時間に制約のある中で自分が発揮できる価値を最大化することを心がけています。例えば、可能な限り得意領域やコア業務に専念できるような仕組み・体制づくりを行ったり、業務を行う際はゴールから逆算して最も効率よく行える場所・時間・手段を設定することを意識したりしています。

育児の関係でどうしても対応が難しい時間もあるので、そのことで相手にコミュニケーション上のストレスを与えないように気を付けています。対応が難しい時間を予めスケジューラーで周囲に共有するなど、自分が不在なことで相手の業務が滞ることのないよう気を付けています。

グループリーダーという責任重大な仕事と育児の両立は、常にプレッシャーと隣り合わせです。そんな中でも組織や事業運営にかかる悩みや課題について、上司や同じグループのメンバーに相談に乗ってもらうことができています。いざというときに頼れる存在がいるということが、心の支えになっています。

家庭の事情により、会社の制度を利用して東北の実家から一時期リモート勤務＋新幹線通勤で勤務したこともありました。柔軟な働き方を許容してくれる会社の「人」と「仕組み」に感謝していますし、応援しサポートしてくれている方々のために頑張ろうという気持ちが原動力になっています。

産業戦略コンサルティンググループは2023年度に新設された組織であり、私自身も新任でグループリーダーに就任しました。グループとしての強みを確立し事業を推進していくこと、自身も管理職としてより良い組織運営を行っていくことが当面の目標です。

現在、時短勤務を取得しながら管理職業務に取り組んでいますが、同様のケースは全社でもまだまだ少ないのが現状。実際に時短勤務と両立することの難しさを感じる場面も多いですが、将来的にはその経験を生かして周囲をサポートしていきたいと思っています。育児をはじめとする家庭の事情で働く時間や場所に制限があっても、個々人が自らの強みや専門性を生かして、楽しく挑戦できる環境づくりに貢献していきたいです。