※1:メンバーシップ型雇用システムは長時間労働を助長するとの指摘がある。また、メンバーシップ型雇用システムは企業内の「知」を磨き、高度化する「持続的イノベーション」に強みを持つ反面、「破壊的イノベーション」を企業組織内で起こす上では有効に機能しにくいと考えられる。
※2:Yahoo!ニュース(2021年1月25日)「雇用のカリスマに聞く「ジョブ型雇用」の真実【海老原嗣生×倉重公太朗】第2回」
https://news.yahoo.co.jp/byline/kurashigekotaro/20210125-00219264(閲覧日:2022年8月1日)
※3:厚生労働省(2014年)「諸外国の働き方に関する実態調査報告書」
※4:濱口桂一郎(2013年8月)『若者と労働 「入社」の仕組みから解きほぐす』(中央公論新社)
※5:Wrzesniewski, A., & Dutton, J. E. (2001). “Crafting a job: Revisioning employees as active crafters of their work”. Academy of Management Review, 26(2)
※6:Bakker, A. B., & Demerouti, E. (2018). “Multiple levels in job demands-resources theory: implications for employee well-being and performance”. In E. Diener, S. Oishi, & L. Tay (Eds.), Handbook of well-being Noba Scholar.
※7:Bindl, U. K., Unsworth, K. L., Gibson, C. B., & Stride, C. B. “2019 Job crafting revisited:Implications of an extended framework for active changes at work”. Journal of Applied Psychology
※8:当社が掲げる「FLAPサイクル」(三菱総研の造語)とは、個人が自分の適性や職業の要件を知り(Find)、スキルアップに必要な知識を学び(Learn)、目指す方向へと行動し(Act)、新たなステージで活躍する(Perform)という一連のサイクルを指す。個々人のキャリア形成を全体として把握するモデルである。このうち「Find」を本サイクルの起点として位置付けている。「知る」という認知的行為により、個人の仕事に関する捉え方、物事や社会の見方、価値観などのマインドセットの変革が促される。