※1:本コラムで示した将来的な市場規模については以下3プロセスにより推計した。
① マーケットリポート、統計資料などを基に2020年の市場規模を整理
② 当該市場の成長率は人口や消費量・生産量の成長率などを統計資料より求めて使用
③ 成長の見通しに対してアンケートで把握したフードテックの消費者受容性を用いて、当該市場全体でフードテックが代替し得る市場規模を算出した。アンケートは日本の生活者を対象に実施。市場規模推計にあたっては全世界と日本の生活者の受容性に差がないと仮定している。
※2:既存食料市場とは、フードテック市場に以下のような、すでに世界で一定の市場規模を形成している類似目的の商品・サービスの市場規模を意味している。
フードテック「代替肉」に対する「食肉」、「昆虫飼料」に対する「飼料」、「完全栄養食」に対する「健康食品」
フードテック市場の対象 | 既存市場の対象 |
代用肉 昆虫飼料 完全栄養食 スマートキッチン など |
食肉 飼料 健康栄養食 調理家電 など |
※3:昆虫飼料とは、昆虫を原材料とし、乾燥・粉末状にしたものを既存の飼料に混ぜて製造させるもの。食料需要の高まりにより、飼料原材料の安定供給や価格高騰対応として、水産養殖や家畜・家禽等への昆虫の飼料利用が注目されている。
※4:完全栄養食品の受容性の算出式は次の通り。(「積極的に食べたいと思う」+「少しは食べたいと思う」+「どちらともいえない」の半数)/(全回答者)
※5:調理ロボットや3Gフードプリンター、関連するOSなどで構成される。調理家電市場、スマートキッチン市場は、家庭用を対象として推計した。
※6:本コラムにおけるフードテック市場規模推計は、当社が農林水産省から委託を受けて実施した「令和2年度 フードテックの振興に係る調査委託事業」における結果をもとにしている。
https://www.maff.go.jp/