※1:農林水産省「食料・農業・農村政策審議会 基本法検証部会」第17回(令和5年9月11日)「食料・農業・農村政策審議会 答申」
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農林水産省「食料・農業・農村政策審議会 基本法検証部会」2023年6月2日に、「第4回食料安定供給・農林水産業基盤強化本部」(内閣府首相官邸)報告
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※2:ここでは、露地栽培の野菜での典型的なイメージで記述した。施設園芸によって数週間から1カ月程度で、繰り返し何度も作付け・出荷できるような、生産サイクルが短い農産物には、市場価格の動向をみながら生産量を調整できる面があるため、図3-1に近い場合もあると考えらえる。
なお、農産物のような「価格が上がっても下がっても、売れる数量の変化が小さい」という特性を、「価格弾力性が低い」と表現する。「価格変化が小さい」のではなく、「価格変化に対して数量の変化が小さい」という意味である。農家から見ると「生産量弾力性が極めて高い」、すなわち、「たくさん作るとすぐに価格が安くなり、生産量が少し減少すると、急に高くなる、ということである。
※3:実際にはここまで単純な話ではない。生産者全体が合議して、出荷調整をするようなことは困難であり、現場の実態としては、「市場価格が下がりすぎて、物流費を賄えないことが明らかな場合に出荷をあきらめる」ようなケースが多くなるだろう。