2023年の内外経済展望
代表取締役社長 籔田 健二
一年の計は元旦にあり。1月は来し方を振り返り、行く末に思いを巡らす好機である。今号でも新年の内外経済展望をテーマに取り上げ、さまざまな角度から分析している。VUCAの時代、変数は多岐にわたり、将来予測は困難を極めるのが実情だ。
視点を長期に転じると、確かなことがひとつある。地球規模の人口爆発と日本の人口減少だ。半世紀前に40億人だった地球人口は80億人を超えた。干支ひと回りごとに10億人の増加である。今後増勢は鈍るが、今世紀中盤には100億人に達するとみる向きが多い。その頃には日本の人口は1億人を下回る。
この地球で100億人が生きるためには、より多くの食料や資源を必要とする。温室効果ガスの排出も必然的に増える。昨今の資源価格高騰や世界各地の異常気象は、「母なる地球」の悲鳴のようにも聞こえる。
人口が減り、資源を持たない日本は、この人類と地球の持続性確保に知恵と技術力で貢献するしかない。当社は、先般の三菱総研グループフォーラムで「資源循環によるカーボンニュートラルの実現」を提唱し、多くの皆さまから共感と実現への意欲をいただいた。
本年も「社会課題解決」をミッションとし、スタンスをとった提言と社会への実装を皆さまとともに実行していきたい。
視点を長期に転じると、確かなことがひとつある。地球規模の人口爆発と日本の人口減少だ。半世紀前に40億人だった地球人口は80億人を超えた。干支ひと回りごとに10億人の増加である。今後増勢は鈍るが、今世紀中盤には100億人に達するとみる向きが多い。その頃には日本の人口は1億人を下回る。
この地球で100億人が生きるためには、より多くの食料や資源を必要とする。温室効果ガスの排出も必然的に増える。昨今の資源価格高騰や世界各地の異常気象は、「母なる地球」の悲鳴のようにも聞こえる。
人口が減り、資源を持たない日本は、この人類と地球の持続性確保に知恵と技術力で貢献するしかない。当社は、先般の三菱総研グループフォーラムで「資源循環によるカーボンニュートラルの実現」を提唱し、多くの皆さまから共感と実現への意欲をいただいた。
本年も「社会課題解決」をミッションとし、スタンスをとった提言と社会への実装を皆さまとともに実行していきたい。