巻頭言|創業50周年を迎えて
代表取締役社長 森崎 孝
当社は三菱創業100周年の記念事業として1970年に設立され、今年9月に50周年を迎えることができました。この間、多大なるご支援を賜りました全てのステークホルダーの皆さまに心より感謝申し上げます。
創業当初は、「独立・学際・未来志向」を基本理念に掲げ、「Better Information - Brighter Future(優れた情報で輝く未来)」を旗印に、情報化社会の発展に向けて精力的に取り組んでまいりました。その後バブル崩壊に端を発した日本経済の停滞、さらには課題山積の現状を鑑みるに、社会課題解決策を構想・提言するだけでなく、実行・実現することの重要性を痛感しております。
今年は、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい、世界各地で未曾有(みぞう)の危機に陥っています。ワクチン・治療薬などが開発され、世界中に行き渡るまでには、相応の時間を要するといわれています。かかる環境下、先端技術を駆使し、持続可能な新常態(New Normal)を目指すことに異論はありませんが、単に危機を乗り切るだけではなく、環境変化の中で進化を遂げることが重要です。
今年7月に当社が「ポストコロナの世界と日本」において打ち出した「自律分散・協調」の考え方は、コロナ禍においてレジリエントで持続可能な社会を実現するための方向性を示したものです。中央から地方への権限委譲を行い、地方は先端技術も活用し自律に努める。協調すべきは協調し、利他的視点も取り入れることにより、部分最適ではなく、全体最適を実現しうる社会システムの構築を目指すものです。
新たな50年へのスタートにあたり、創業以来培ってきた「知の統合」を駆使することにより、足元のコロナ対応も含め、社会課題解決を実現しうるシンクタンクへの変革を推し進め、「豊かで持続可能な未来社会の共創」に向け、挑戦し続けていくことを全てのステークホルダーの皆さまに約束いたします。ご期待ください。
創業当初は、「独立・学際・未来志向」を基本理念に掲げ、「Better Information - Brighter Future(優れた情報で輝く未来)」を旗印に、情報化社会の発展に向けて精力的に取り組んでまいりました。その後バブル崩壊に端を発した日本経済の停滞、さらには課題山積の現状を鑑みるに、社会課題解決策を構想・提言するだけでなく、実行・実現することの重要性を痛感しております。
今年は、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい、世界各地で未曾有(みぞう)の危機に陥っています。ワクチン・治療薬などが開発され、世界中に行き渡るまでには、相応の時間を要するといわれています。かかる環境下、先端技術を駆使し、持続可能な新常態(New Normal)を目指すことに異論はありませんが、単に危機を乗り切るだけではなく、環境変化の中で進化を遂げることが重要です。
今年7月に当社が「ポストコロナの世界と日本」において打ち出した「自律分散・協調」の考え方は、コロナ禍においてレジリエントで持続可能な社会を実現するための方向性を示したものです。中央から地方への権限委譲を行い、地方は先端技術も活用し自律に努める。協調すべきは協調し、利他的視点も取り入れることにより、部分最適ではなく、全体最適を実現しうる社会システムの構築を目指すものです。
新たな50年へのスタートにあたり、創業以来培ってきた「知の統合」を駆使することにより、足元のコロナ対応も含め、社会課題解決を実現しうるシンクタンクへの変革を推し進め、「豊かで持続可能な未来社会の共創」に向け、挑戦し続けていくことを全てのステークホルダーの皆さまに約束いたします。ご期待ください。